箱の実験:耐水紙を使った箱を溺れさせてみた!

耐水紙という用紙がありますが、字からして水に強いのはわかりますが、
実際どれくらいなのか?
紙屋さんの商品説明にはモヤっとしたことしか書いてないので実際、普通の紙と比較実験をしてみます。

そして今回はオーソドックスに水に浸けて(溺れさせて)比較したいと思います。

 

①まずは比較する箱の仕様

箱のサイズ 66x66x52mm
箱の仕様 地獄底箱
用紙 TS耐水紙 310g/㎡ コートカード(Newピジョン)310g/㎡
印刷 オンデマンドカラーレーザーCMYKフルカラー
表面加工 なし

 

②水に浸けてみる

 

 

 

 

 

【水に浸けて20秒後】
早くも右側のコートカードはフチ側から水が浸水し出しました。
グレーになってるのはコートカード紙の中心はグレーの再生紙の層があるので水が染みてグレーの層が見えてます。
写真でもわかるレベルです。
一方、耐水紙は浸水してません。

 

【水に浸けて3分後】
3分経つと右のコートカードは全て水が浸みちゃいました。
おでんで言うと出汁の染みた大根状態です。
耐水紙のも全体的にうっすら染みてます。

③水から上げて比較する

 

【まずは水から引き揚げた直後】
コートカードは簡単にいうと三層の紙になってるのですが、表面の一層目がボコボコと浮いちゃってきてます。
耐水紙は水を吸ってますが、コートカードより痛みは低い見た目です。

【ポイント:どっちもふやけてます。】
結局、耐水紙でも水に浸けたら水を吸っちゃいます。

 

【水に浸ける前後の重さ比較】
浸ける前と付けた後の重さを比較してみました。
耐水紙はコートカードに比べると同条件で6.5gも水が染みてない結果となりました。
そういう意味では水に強い。水が染みにくいと言える結果です。

 

④耐水紙とコートカード紙の比較まとめ

いかがだったでしょうか?今回はシンプルに水に浸けてみる実験をしてみました。
ご覧になった皆様は予想通りの結果だったでしょうか?
今回の実験で確実に言えることは
「耐水紙は水が染みない紙ではい。普通の紙に比べると水が浸みにくい。」
ということが今回の実験で実証できた気がします。
また、別の実験が思いつきましたらご紹介したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。山野