お菓子の箱に適した化粧箱・印刷・ポイントは?
当社にお問い合わせをいただくお客様で「お菓子のパッケージを美味しく見せたい。」という声をよくお聞きします。本日はそういったお客様にオススメのお菓子の箱に適した印刷やポイントを簡単に紹介します。
( 合わせて読む:お菓子のパッケージ箱、デザイン・印刷・人気の形状は? )
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1.お菓子の箱は「特色インク刷り」もオススメ
お店に並ぶお菓子の箱を見ていくと様々なデザインがありますが、よく見るのは下記の3パターン。
(1)お菓子の写真と商品名やロゴ
(2)お菓子のイラストと商品名やロゴ
(3)商品名やロゴだけ
いずれも共通で言えるのが、「バックにベタ塗りの色」を入れていること。(例えばお馴染みのビスコの箱で言うと赤のバックにロゴと坊やのイラスト、ビスコの商品写真などが浮かびますね。)
このバックの色がいかに鮮やかな色で印刷されてるかも、「お菓子を美味しく見せる」ポイントに含まれるのではないでしょうか?
そこで、オススメなのが「特色インキ刷り」。
通常のカラー印刷と言えば、CMYK(4色)のインキを掛け合わせて色を表現する方法です。いろんな色を表現でき、一般的なのですが、鮮やかさや金色・蛍光色などの特殊な色は擬似的にしかだせません。
一方、「特色インク刷り」はというと、あらかじめ印刷したい色にインクを調色して印刷します。
諸説ありますが、一般的なプロセスカラー(C・M・Y・K)のインクと違って特別に作るインクなので特色インク※と言われてます。(工程の際、インキをヘラで練って調色するので、特練りとか言う場合もあります。)
あらかじめ、調色したインクを使うので、掛け合わせて印刷した通常のカラー印刷よりも発色は鮮やかに、塗りムラも出にくいですのもポイントですね。
※当社では、特色インキの色指定は基本的にDIC、PANTONE、TOYOでご指定いただくことが多いですが、前に印刷した印刷物を色見本として送っていただいて、特色指定いただく場合もあります。
ちなみに身近なもので何か特色インキ刷でないかと事務所のお菓子箱(オフィスグリコ)を漁った所、写真のスニッカーズしか、見つかりませんでした。
2.[表面加工] 賞味期限印字に向いてるニス引き
お菓子のパッケージに「賞味期限を押印する」ことも多いはず。
ですが表面加工をしていると、賞味期限のハンコを押すときにインクを弾いてしまう可能性があります。そこでおすすめするのが 指定の場所だけ表面加工を避ける「ニス引き」です。
ニス引きは印刷機で印刷と同時にできるため、短納期ですむことと、他のPP貼り加工やビニル引きなどより安くなることが多いです。
ちなみにニス引きでは、印刷と同じように「版」を作るので、下部の写真のようにな柄をデザインも可能です。
3.売り場で目立つPOPシール
最後に紹介するのは箱ではなくシールです。
売り場で似たような商品が並んでることを見たことはありませんか?
そんな時にPOPシールで目立たせるのもポイントです。
ふせんのように上にシールが飛び出ますので似たような箱が並んだ時に目立ちます。
目立つだけでなく、商品をリニューアルした時に写真のような「New」と入れ、商品訴求する。キャンペーンの期間中だけキャンペーン内容を貼ったり、応募券を付けたりと既存の箱を利用して 新しい要素を訴求できるのでオススメです。
はみ出る部分はノリ無し
うらの箱からはみ出る部分はノリ無しです。
4.まとめ(最後に)
今回はオススメのお菓子の箱に適した印刷やポイントを簡単に説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回載せきれなかったオススメの用紙や、形状など色々ありますので、またの機会があれば特集したいと思います。
他にもいろんなお菓子の箱に関するノウハウが当社にはございますので、お悩みのデザイナーさんやメーカー様は是非、お気軽にご相談ください。